投稿日: Nov 29, 2017

HAQM Glacier Select は、HAQM Glacier のアーカイブデータをクエリする新しい方法です。Glacier Select を使用すると、HAQM Glacier に保存されたデータに対して直接クエリを実行できるようになり、分析に使用するアーカイブから必要なデータのみを取得できます。これにより、大量のデータレイクをコスト効率の高いアーカイブストレージに拡張しながら、総所有コストが削減されます。

HAQM Glacier Select を使用して、クエリを適用したい SQL クエリと HAQM Glacier アーカイブを提供できるようになりました。次の 3 つのオプションに基づいて結果を得るのに必要な時間を指定します。高速検索には 1 〜 5 分、標準検索には 3 〜 5 時間、バルク検索には最大 12 時間です。HAQM Simple Notification Service (SNS) でクエリが完了すると通知され、出力結果を保存する場所として HAQM S3 バケットを指定できます。

HAQM Glacier Select を使用して、HAQM Glacier にアーカイブされる大量のデータに対して、監査やパターンマッチングなどの操作を簡単に実行できるようになりました。たとえば、HAQM Glacier Select を使用すると、特定のアカウントに一致するレコードまたは特定の顧客の請求データのみを検索し取得できます。HAQM Glacier Select API をアプリケーションに統合することもできます。この API を使用すると、クエリをアーカイブ機能に拡張して機械学習やビッグデータなどのより多くのユースケースに使用できます。

HAQM Glacier Select は、通常 HAQM Glacier が提供されているすべての AWS 商用リージョンで今すぐ利用できます。HAQM Glacier Select の詳細については、「HAQM Glacier の詳細ページ」を参照してください。