投稿日: Oct 22, 2020
HAQM Relational Database Service (HAQM RDS) または HAQM Aurora スナップショットを HAQM S3 に Apache Parquet 形式でエクスポートできるリージョンが拡大しました。Parquet は、分析用の効率的な列指向のオープンストレージ形式で、他のテキスト形式と比較して、エクスポートが最大 2 倍高速で、HAQM S3 のストレージ消費量が最大 6 分の 1 に抑えられます。エクスポートしたデータは、HAQM Athena、HAQM EMR、HAQM SageMaker などの他の AWS のサービスを使用して分析できます。
HAQM RDS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで、あるいは AWS SDK または CLI を使用してエクスポートを行うことができます。エクスポート操作はデータベースインスタンスではなくスナップショットで実行されるため、スナップショットからデータを抽出してもデータベースのパフォーマンスには影響しません。Apache Parquet 形式で抽出したデータは移植性があるため、HAQM Athena などのクエリサービスまたは Apache Spark などのビッグデータ処理フレームワークで使用できます。開始手順などの詳細については、Aurora のドキュメントまたは HAQM RDS のドキュメントを参照してください。
HAQM RDS スナップショットの S3 へのエクスポートでは、HAQM RDS for PostgreSQL、HAQM RDS for MariaDB、HAQM RDS for MySQL、PostgreSQL との互換性を持つ HAQM Aurora、および MySQL との互換性を持つ HAQM Aurora のスナップショットからデータをエクスポートできます。現在、米国西部 (北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (ミラノ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (ムンバイ)、南米 (サンパウロ)、中東 (バーレーン)、アフリカ (ケープタウン) でご利用いただけます。S3 へのスナップショットのエクスポートは、以前は米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、およびアジアパシフィック (東京) の各リージョンでご利用いただけました。
HAQM Aurora は、MySQL および PostgreSQL と互換性のあるクラウド向けのリレーショナルデータベースであり、従来のエンタープライズデータベースのパフォーマンスと可用性に加え、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性も兼ね備えています。HAQM Aurora の詳細については、製品ページを参照してください。