投稿日: Nov 21, 2023
HAQM S3 サーバーアクセスログで、ログ配信向けに日付ベースの自動パーティション分割をサポートするようになりました。HAQM S3 サーバーアクセスログでは、オブジェクトサイズ、合計時間、ターンアラウンドタイム、HTTP リファラーなど、S3 バケットに対して行われたリクエストの詳細なレコードを提供します。今回、日付ベースのパーティション分割により、HAQM S3 では、アクセスログを送信先バケットに配信するときにイベント時刻または配信時刻のプレフィックスを自動的に生成するようになりました。これにより、HAQM Athena、HAQM EMR、HAQM Redshift Spectrum などのサービスでは、ログのクエリを実行するときにパフォーマンスを向上させ、コストを削減することができます。
日付ベースのパーティション分割では、ログのスキャンを目的の日付範囲のみに制限することで、ダウンストリームのログ処理のパフォーマンスとコスト効率を向上させます。例えば、HAQM Athena では、日付ベースでパーティション分割されたログを S3 から直接読み取ることができるため、特定の期間内にオブジェクトに対して実行されたすべての操作に対してクエリを実行したり、特定の期間内に承認に ACL を要求したすべてのリクエストを特定したりするときにパフォーマンスとコスト効率が向上します。
HAQM S3 サーバーアクセスログの日付ベースの自動パーティション分割は、AWS GovCloud (米国) を含むすべての AWS リージョンで追加料金なしでご利用いただけます。使用を開始するには、HAQM S3 コンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、HAQM S3 REST API、AWS Software Development Kit (SDK) のいずれかを使用してサーバーアクセスログの設定で日付ベースのパーティション分割を有効にしてください。詳細については、S3 のサーバーアクセスログに関するドキュメントをご覧ください。