HAQM Bedrock がマルチエージェントコラボレーションのサポートを開始

投稿日: 2025年3月10日

本日、AWS は、HAQM Bedrock のマルチエージェントコラボレーション機能の一般提供 (GA) を発表しました。これにより、デベロッパーはスーパーバイザーエージェントのガイダンスを使用してコミュニケーションと調整を行う専門エージェントのネットワークを構築できます。この新機能により、より複雑な複数ステップのワークフローに対処し、AI 主導型アプリケーションをより効果的に拡張することができます。

今回一般提供された HAQM Bedrock マルチエージェントコラボレーションでは、スケーラビリティ、柔軟性、運用効率の向上を目的とした重要な機能強化が導入されています。インラインエージェント機能を使用すると、実行時にエージェントの役割と動作を動的に調整できるため、ビジネスニーズの変化に応じてワークフローをより柔軟に適応させることができます。ペイロード参照機能を使用すると、スーパーバイザーエージェントはリンクされたデータをすべてのリクエストに埋め込む代わりに参照できるため、データ転送量の削減、応答時間の短縮、運用コストの削減が可能になります。また、マルチエージェントでは、CloudFormation (CFN) と Cloud Development Kit (CDK) がサポートされるようになったため、組織内のアカウント間で共有できるテンプレートとして再利用可能なエージェントチームを作成できます。

さらに、このリリースでは、エージェントのモニタリング機能とオブザーバビリティ機能も導入され、エージェントのインタラクションをより効率的に追跡、モニタリング、最適化できるようになりました。これらの機能により、デバッグの効率とトレーサビリティが向上し、エージェントワークフローの可視性が向上するため、デベロッパーによるトラブルシューティングが容易になります。

HAQM Bedrock のマルチエージェントコラボレーション機能は、HAQM Bedrock がサポートされているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。この機能の詳細と、より高度な AI アプリケーション構築に活用する方法については、HAQM Bedrock 製品ページをご覧ください。また、使用を開始する方法の詳細についてはドキュメントをご覧ください。