HAQM Web Services ブログ
週刊AWS – 2021/7/12週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
今週も週刊AWSをお届けします。
関東甲信地方は梅雨明けが発表され、いきなり夏になった感じがします。急に気温が変わる時は体調を崩しやすいので、みなさまぜひお体にお気をつけください。
さて夏といえば(?)AWS Innovateですが、今回はAWS Innovate for Data Editionという名前でデータ分析に特化した無料のオンラインイベントとして8/19に開催する事になりました。ゲストによる特別講演や、20以上の技術セッション・事例セッションを用意していますので、ぜひ以下からお申込みください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2021年7月12日週の主要なアップデート
- 7/12(月)
- AWS AppSync Now Available in Asia Pacific (Osaka)
AWS AppSyncが大阪リージョンで利用可能になりました。AppSyncはGraphQL APIの開発を容易にする、完全マネージド型サービスです。詳細はこちらの日本語ブログをご確認ください。 - The HAQM Redshift Data API is now available in the AWS Asia Pacific (Osaka) Region
HAQM RedshiftのData APIが大阪リージョンで利用可能になりました。Data APIはJDBC/ODBCといったクラスターのリーダーノードにコネクションを張るタイプの接続とは異なり、REST APIでデータ操作を提供します。 - AWS IoT Core for LoRaWAN now supports VPC endpoints
AWS IoT Core for LoRaWANがVPCエンドポイント経由にアクセスをサポートしました。VPCエンドポイントを利用することでインターネットゲートウェイをもたないVPC内からのAPIアクセスが可能になります。 - AWS Cloud Map supports configuring negative caching for DNS queries
AWS Cloud MapでDNSクエリのネガティブキャッシュ時間を指定可能になりました。(これまでは15秒固定でした)
- AWS AppSync Now Available in Asia Pacific (Osaka)
- 7/13(火)
- HAQM SageMaker Pipelines が、自動ハイパーパラメータチューニングステップを導入
機械学習向けCI/CDサービスであるHAQM SageMaker Pipelinesで、SageMakerの自動モデルチューニング機能の呼び出しをサポートしました。SageMaker Pipelinesにおいてモデルチューニングステップ (TuningStep) を利用してハイパーパラメータのチューニングを実行することができます。
- HAQM SageMaker Pipelines が、自動ハイパーパラメータチューニングステップを導入
- 7/14(水)
- AWS Directory Service for Microsoft Active Directory and AD Connector are now available in the AWS Asia Pacific (Osaka) Region
AWS Directory Service for Microsoft Active Directory (AWS Managed Microsoft AD)とAD Connectorが大阪リージョンで利用可能になりました。詳細はこちらの日本語ブログをご確認ください。
- AWS Directory Service for Microsoft Active Directory and AD Connector are now available in the AWS Asia Pacific (Osaka) Region
- 7/15(木)
- Announcing availability of event-driven workflows with AWS Glue and HAQM EventBridge
AWS Glueでイベントドリブンのワークフローが利用可能になりました。イベント発生時にGlue Jobを実行させるというものですが、ETLでの利用を想定したトリガー条件(EventBatchingCondition)が利用可能になっています。例えば何回イベントを受信したら一回ジョブを起動するといった調整が可能です。詳細はこちらのブログをご確認ください。 - HAQM Lightsail now offers object storage for storing static content
VPCサービスのHAQM Lightsailにオブジェクトストレージサービスが追加されました。データを保存したりHTTPSで公開する用途に利用でき、LightsailのCDNサービスと組み合わせて使うことも可能です。料金はLightsailの他サービスと同様にバンドル料金から選択する形になってています。例えば保存5GBとデータ転送量25GBを含んで$1/月といった形でそれを超えた場合は追加料金が発生する形です。 - AWS CloudFormation now supports more stacks per AWS account
AWS CloudFormationのデフォルトのスタック数(上限)が多くのリージョン(東京、大阪含む)で200から2,000に増加しました。 - AWS IoT Core now supports VPC Endpoints
AWS IoT CoreがVPCエンドポイント経由のアクセスに対応しました。VPCエンドポイントを利用することでインターネットゲートウェイをもたないVPC内からのAPIアクセスが可能になります。 - HAQM HealthLake is now Generally Available
HAQM HealthLakeが一般提供開始(GA)になりました。HAQM HealthLakeは大規模の医療データを保存、変換、クエリ、分析できるようにするHIPAA適合のサービスです。詳細はこちらのブログをご確認ください。
- Announcing availability of event-driven workflows with AWS Glue and HAQM EventBridge
- 7/16(金)
- AWS Glue DataBrew is now HIPAA eligible
ノーコードで大規模データの前処理を実現するサービスのAWS Glue DataBrewがHIPPA適合になりました。AWS各種サービスのコンプライアンス情報についてはこちらのページをご確認ください。 - HAQM Athena expands Apache Hudi support
HAQM AthenaのApache Hudiサポートが更新され、最新の0.8.0リリースをサポートしました。Hudi 0.8.0ベースで構築されたS3上のデータにAthenaからクエリが可能になります。詳細はこちらのブログをご確認ください。
- AWS Glue DataBrew is now HIPAA eligible
最後に1つお知らせを。以下のブログにあるように、HAQM RDS for MySQL バージョン5.6のサポート終了日の延長が発表されています。とはいえ、すでにMySQL 5.6のバグ修正やセキュリティパッチの開発は行われなくなっていますので、できるだけ早い5.7以降へのアップグレードをご検討ください。
– HAQM RDS for MySQL バージョン 5.6 サポート延長のお知らせ
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)