HAQM Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/4/11週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
今週も週刊AWSをお届けします。
先週の東京は夏みたいな暑さの日と、冬みたいな寒さの日が交互にやってくる、気温の変化が激しい一週間で、久しぶりにエアコンをONにしました。来週からは比較的安定した気温になるらしいので、そろそろエアコンの掃除をしないとと思っています。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2022年4月11日週の主要なアップデート
- 4/11(月)
- HAQM Virtual Private Cloud (VPC) Prefix Lists is now available in the AWS Asia Pacific (Osaka) region
大阪リージョンの HAQM Virtual Private Cloud (VPC)においてユーザ独自の Prefix list を作成できるようになりました。Prefix listは複数のCIDRブロックをひとまとめにして定義できるようにするもので、Resource Access Manager (RAM)経由で他AWSアカウントと共有することも可能です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - HAQM WorkSpaces launches new Graphics G4dn bundles to improve performance and optimize costs
仮想デスクトップサービスである、HAQM WorkSpaces に新しいバンドルが追加されました。HAQM EC2 G4dn ファミリーをベースとしており、GraphicsバンドルとGraphicsProバンドルの二種類が用意されています。Intel Xeon Scalable (Cascade Lake)プロセッサに加えてNVIDIA T4 Tensor Core GPUが搭載されており、CUDAライブラリを使った処理や、ビデオ処理に適したバンドルです。これらのバンドルはWindows環境のみの提供です。
- HAQM Virtual Private Cloud (VPC) Prefix Lists is now available in the AWS Asia Pacific (Osaka) region
- 4/12(火)
- AWS App Runner launches AWS X-Ray support
フルマネージド型サービスである、 AWS App Runner が、AWS X-Rayをサポートし、X-Rayを使用してリクエストのトレースを取ることが可能になりました。X-Rayは分散アプリケーションの分析とデバッグを支援するためのサービスです。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。 - You can now automatically attach HAQM FSx file systems to new HAQM EC2 instances you create in the new EC2 launch experience
HAQM EC2 の管理コンソールで新しいEC2インスタンスを起動する際に、HAQM FSx for NetApp ONTAP もしくは HAQM FSx for OpenZFS 共有ファイルシステムをアタッチすることが可能になりました。これまでもEC2起動後に設定すれば利用可能でしたが、より簡単にセットアップ可能になりました。
- AWS App Runner launches AWS X-Ray support
- 4/13(水)
- HAQM FSx for NetApp ONTAP でシングルアベイラビリティーゾーンデプロイオプションを導入
HAQM FSx for NetApp ONTAP に新しい シングルアベイラビリティーゾーン (AZ) デプロイが追加されました。マルチAZデプロイの可用性を必要としないケース、例えば開発環境や、アプリケーション側でマルチAZにレプリケーションしている場合等に有用な構成であり、マルチAZと比較して費用を安く抑えることが可能です。詳細はこちらのブログをご覧ください。 - AWS DataSync can now copy data to and from HAQM FSx for OpenZFS
AWS DataSync はストレージ間のデータでの移動を自動化するサービスです。この AWS DataSync が HAQM FSx for OpenZFS をサポートしました。クロスリージョン、もしくはクロスアカウントの環境で、S3、EFS、FSx for Windows File Server、FSx for Luster 等の間でデータの複製が可能です。 - AWS Fargate でアプリケーションのより高速なスケーリングが可能に
AWS Fargate でより高速なスケーリング(スケールアウト)が可能になりました HAQM ECS サービススケジューラを使用すると、サービスごとに 1 分未満で最大 500 のタスクを開始できるようになりました。これまでの手法と比較すると16倍の速度です。 - JavaScript 3.0 および React Components 3.0 用の HAQM Chime SDK を発表
HAQM Chime SDK はリアルタイムでの音声、動画、画面共有を自身のウェブアプリケーションに追加することができます。今回の発表でSDKがメジャーバージョンアップし、それぞれReact Component 用SDK v3.0の JavaScript 用SDK v3.0 がリリースされました。メジャーバージョンアップのため、移行の際には必ず上記What’s newからリンクされている各種ドキュメントをご確認ください。
- HAQM FSx for NetApp ONTAP でシングルアベイラビリティーゾーンデプロイオプションを導入
- 4/14(木)
- HAQM SageMaker Canvas is now available in the AWS Asia Pacific (Tokyo) region
ビジネスアナリスト向けのノーコードの機械学習環境である HAQM SageMaker Canvas が東京リージョンでもご利用いただけるようになりました。SageMaker Canvasの概要についてはこちらのブログをご覧ください。
- HAQM SageMaker Canvas is now available in the AWS Asia Pacific (Tokyo) region
- 4/15(金)
- Configurable cipher suites now available for HAQM Aurora MySQL
HAQM Aurora MySQL-Compatible Edition にて、接続時の暗号化に利用するアルゴリズム(cipher)を制御可能になりました。ssl_cipherパラメータ等で指定が可能です。詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。
- Configurable cipher suites now available for HAQM Aurora MySQL
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)