HAQM Web Services ブログ
AWS Cloud Quest で「データ分析」を学習してみませんか ?
こんにちは ! テクニカルインストラクターの室橋です。さて、今年もゴールデンウィークが近づいてきました。皆様、ゴールデンウィークの予定はいかがでしょうか ? お出かけされる方もされない方も、皆様が素敵なゴールデンウィークを過ごせるようお祈りしております ! (私は自宅で過ごす予定です)
AWS Cloud Quest の「Data Analytics」 ロールが日本語化されました !
AWS クラウドをゲームベースで学習できるコンテンツである「AWS Cloud Quest (以下 Cloud Quest) 」はご利用いただいておりますでしょうか ? Cloud Quest は「ゲーム内でストーリーに沿って出題されるソリューション構築に関する課題を、実際の AWS のアカウントを操作しながら解いていく、RPG テイストのコンテンツ」です。ゲーム内で使用する AWS アカウントは、各課題内で一時的に用意されるものを利用できるため、サービスの利用料金などは気にせず、学習に集中することができます。「Cloud Quest をまだ知らないよ」という方は、こちらのブログにて詳しくご案内しておりますので、是非ご確認ください。
Cloud Quest の中には、様々なカテゴリ (ロール) の課題が含まれているのですが、この度、ご要望の声が多かった「Data Analytics」ロール (データ分析ロール) について日本語対応を行いました。Data Analytics ロールには 23 の課題 (一部他ロールと重複する課題もあります) が用意されており、AWS Glue や HAQM Kinesis、HAQM Athena をはじめとしたサービスを組み合わせながら、「スケーラブルなデータレイク、データウェアハウス、ビッグデータ分析」などに関するソリューションを構築可能です。色々なサービスを組み合わせながら実際のアカウントでソリューション構築ができますので、課題に取り組んでいただく中で新しい発見があるかもしれません。この機会に是非チャレンジしていただければと思います。
以下は「イベント駆動型 ETL 自動化」と「ストリーミング取り込み」の課題に関する画面イメージとなります。
さて、この度日本語化された Data Analytics ロールの課題と、その中で触れられるサービス (2025年4月25日現在。今後課題やサービスについては変更される可能性もあります) について、一覧を掲載いたします。
課題名 | 主な利用サービス |
---|---|
クラウドコンピューティングの基本 | HAQM S3 |
クラウド、はじめの一歩 | AWS, HAQM EC2 |
コンピューティングの基礎 | HAQM EC2 |
NoSQL データベースの実装支援 | HAQM DynamoDB |
NoSQL データベースの設計 | HAQM DynamoDB, HAQM EC2 |
ネットワークの概念 | HAQM EC2, HAQM VPC |
リレーショナルデータベースの実装 | HAQM Relational Database Service (RDS) |
セキュリティのコアコンセプト | AWS Identity and Access Management (IAM), HAQM Relational Database Service (RDS), HAQM EC2 |
サーバーレス基盤 | AWS Lambda |
データレイク | AWS Lambda, HAQM S3 |
データレイクへのクエリ | AWS Lambda, HAQM S3, HAQM Athena |
ビジネスインテリジェンスダッシュボード | AWS Glue, HAQM Athena, HAQM QuickSight |
データカタログへの入力 | AWS Glue, AWS Lambda, HAQM Athena, HAQM S3 |
ストリーミング取り込み | HAQM Athena, HAQM Kinesis, HAQM S3, HAQM SQS |
リアルタイムデータ処理 | AWS Lambda, HAQM DynamoDB, HAQM Kinesis |
毎日のバッチ抽出 | AWS Glue, HAQM Athena, HAQM Relational Database Service(RDS), HAQM S3 |
クラウドデータウェアハウス | AWS Glue, HAQM Redshift, HAQM S3 |
データレイクの保護 | AWS Glue, AWS Lake Formation, HAQM Athena, HAQM S3 |
イベント駆動型サーバーレス ETL | AWS Glue, HAQM Redshift, HAQM S3 |
文書の索引付けと検索 | AWS Glue, HAQM OpenSearch Service |
フェデレーションクエリ | AWS Glue, HAQM Athena, HAQM DynamoDB |
イベント駆動型 ETL 自動化 | AWS Glue, AWS Lambda, AWS Step Functions, HAQM Athena, HAQM S3 |
データ取り込み方法 | AWS Glue, AWS Lambda, HAQM Athena, HAQM Kinesis |
興味のある内容が見つかりましたら、是非 Skill Builder へアクセスして、Cloud Quest の Data Analytics ロール (要サブスクリプション) にチャレンジしてみてください。データ分析ロール内の課題をすべて終了させると、AWS Cloud Quest Data Analytics ロールのデジタルバッジも入手できます。デジタルバッジで成果をアピールし、ソーシャルネットワークで共有可能です。
「いきなりサブスクリプションは敷居が高いな」と思われる方には、無料で利用可能な Cloud Practitioner ロールもご用意しておりますので、まずはこちらを試してみてください ! Skill Builder 自体への登録も無料で、AWS アカウントをお持ちでない方でもご利用が可能です 。
また、無料で利用可能な AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitioner (日本語) というコースでは、名前の通り「再受験不要で AWS Certified Cloud Practitioner を再認定」することが可能です。「認定の有効期間が 6 ヶ月以内である」「合計 13 個の課題をクリアする必要がある ※」という制限はありますが、試験を受けずに再認定できるという部分にメリットを感じていただける方もいらっしゃるのではないでしょうか。なお、本トレーニングは無料ベータであり、2025 年 7 月末まで無料でご利用いただけます。
※ うち 12 課題は Cloud Practitioner ロールと共通のため、Cloud Practitioner ロールをすべて終わらせている方は実質 1 課題終わらせれば修了
AWS Skill Builder でのコースの探し方について
AWS Skill Builder では、上記の AWS Cloud Quest 以外にも、データ分析関連のコースを多数ご用意しております。フィルタ機能をご利用いただくことにより、お好みのコースが探しやすくなりますので、下記にてフィルタ機能の使い方をご案内いたします。ここでは「言語が日本語」且つ「分野がデータ分析」のコースを検索しています。
1. AWS Skill Builder へアクセスし、「フィルター」をクリック
2. 「言語」より「その他のオプションを見る」から「日本語」にチェック
3. 「分野」より「Data Analytics」にチェック
4. 右上のメニューより、コースの表示順を変更することも可能です (ここでは「新しい順」にコースを並べ替えています)
これにより、データ分析関連トレーニングを検索することが可能です。条件を変更いただければ、他にも皆様のご興味に合うコースが見つかるのではないでしょうか。是非色々なコースを探してみてください。
なお、上記説明に関しては AWS Skill Builder Learner Guide という学習者用のガイドの中でも動画の形でご案内しておりますので、動画の方がお好みの方は本ガイドをご利用ください。