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【開催報告&資料公開】九州ローカルミーティング AI Agent ワークショップ

こんにちは。ソリューションアーキテクト(以下 SA)の辻です。

現在注目されているAI Agentの可能性をご認識いただき参加者の皆様で一緒にユースケースのアイディア出しを行うことを目的に、2025年5月29日に「九州ローカルミーティング AI Agent ワークショップ」と題したイベントを開催しました。本 Blog ではイベントの概要の紹介と、イベント内で登壇者が発表に使用した資料を公開いたします。

本イベントは、SA 中島佑樹による座学「AI Agent を始める前のチェックリスト」をご提供した後、お客様5名1チームに分かれていただき「AI Agent ワークショップ」を実施しました。
本イベントには13社25名のお客様にご参加いただきました。2時間半にわたるイベントで、すべてのお客様が自社の課題を解決するための AI Agent を利用したユースケースを発掘し、持ち帰っていただく結果となっています。以下に公開する資料を用いて、ぜひ本Blogをお読みの皆様も AI Agent のユースケースを発掘して下さい!

セッションの紹介

AI Agent を始める前のチェックリスト

資料:http://speakerdeck.com/icoxfog417/how-to-start-ai-agent-project-on-aws


AI Agent をこよなく愛する SA 中島佑樹より「AI Agent を始める前のチェックリスト」と題して、AI エージェント登場の背景と昨今の動向や、AWS 上での事例も交えて持続的に AI エージェント活用を進める方法論についてご紹介しました。また当日は Starands Agents を用いて HAQM DynamoDB からデータを取得するための Model Context Protocol (MCP) サーバーと連携して、Streamlit で構成されたアプリケーションからチャットで商品情報を取得するデモも実施しました。こちらのアプリケーションは Bedrock Engineer を用いて実装したとのことで、お客様から非常に良い反応をいただいておりました。

AI Agent ワークショップ

現状の課題を仮設しながら生成 AI と連携するツールやデータを描くことで生成 AI 活用のアイデアをお持ち帰りいただくことを目的に、AI Agent ワークショップを提供しました。
まずは参加者の皆様に、AI エージェントと連携するデータ・ツールを洗い出し、エージェントに期待する動作フローを図に書いていただく練習問題に取り組んでいただきました。

AI エージェントの実装になぜフロー図の記載が必要なのか?と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、AI エージェントであっても人間が想定できない動作は実現することはできないと考えた方がよいため、期待する動作フローを考えることは AI エージェントを利用して課題を解決させるために非常に重要と言えます。

練習問題の解答例は上記となります。

次に、以下の白紙の記入シートを使って、お客様に個人ワークとしてお客様の課題に合わせ AI エージェントの活用を考えていただきました。

こちらの記入シートは Miro にてテンプレートを提供しておりますので、ぜひ皆様もご利用ください。

時間は 30 分と短い間でしたが、すべての参加者の方が記入シートにに内容を書き切ることができていました。個人ワークが終了した後は5名1チームとなりそれぞれご自身で考案した AI エージェントのアイデアをチーム内で共有して頂きました。チーム内でのディスカッションも活発に行われ、ユニークで具体的なアイディアが多数発表されていました。

まとめ

本イベントでは、AI Agent にフォーカスし、自社の課題を解決するための AI Agent を利用したユースケースを発掘していただくことを目的にワークショップを提供しました。
AWS では AI Agent を実現するにあたり、今回のような企画段階のご支援を含めさまざまなサービスをご用意しています。以下に筆者がおすすめのリソースリンクを貼り付けておきますので、ぜひご参照いただければと思います。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン 合同会社 ソリューションアーキテクト 辻 浩季