AWS JAPAN APN ブログ
内製化支援推進 AWS パートナーの新規参加、内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリングのご紹介
今回の記事では、2025 年 4 月に新たに加わった「内製化支援推進 AWS パートナー」を紹介します。また、新規発表となる「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」についても取り上げます。
AWS では様々な AWS パートナープログラムを通じ、AWS パートナーとともにお客様のデジタルトランスフォーメーションの支援を行っています。その中で、AWS に対する深い知見と多くの経験を持ち、ユーザー企業の内製化を支援するためのソリューションを持った AWS パートナーを、日本独自に「内製化支援推進 AWS パートナー」と位置づけました。AWS は、「内製化支援推進 AWS パートナー」とともに企業の内製化に向けての課題解決に取り組んでいます。
新規参加パートナーのお知らせ
本日 2025 年 4 月 24 日、新規参加となった AWS パートナーは 株式会社Sun Asterisk です。お客様の内製化を支援する「アジャイルと DevOps で実現する事業内製化ソリューション」を持ち、お客様の内製化を支援した実績が認められ、今回新規参加となりました。
今回の発表により、内製化支援推進 AWS パートナーは合わせて以下の 42 社となりました。
これまでに参加済みの内製化支援推進 AWS パートナーと AWS とのこれまでの活動実績についてはこちらのブログをご参照ください。
内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリングのご紹介
2024 年 10 月のブログ「内製化支援推進 AWS パートナーの新規参加、ソフトウェアオファリングと生成 AI の活用についてのご紹介」でもご紹介した通り、AWS パートナーの生成 AI ビジネスにおいて、内製化による伴走支援は効果的なアプローチの一つとして注目されています。生成 AI の技術革新は急速に進んでおり、利活用のためにはお客様自身のオーナーシップによる迅速な意思決定と開発プロセスが不可欠です。そのため、すべての開発や運用を外注するのではなく、お客様自身で内製化を進めることが生成 AI の円滑な導入と活用につながると言えます。
一方で、生成 AI を本格的に業務展開する際には、高度な専門知識が必要となります。具体的には、プロンプトの最適化、Retrieval-Augmented Generation (RAG) システムのためのデータ基盤整備、基盤モデルのファインチューニングといった技術的な要素に加え、プロンプトインジェクションなどのセキュリティ対策も考慮する必要があります。また、2025 年は AI エージェントが台頭してきており、今後より高度な生成 AI 活用のユースケースが生まれることが予想されます。こうした専門性の高い領域において、お客様は内製化を進めながらも、AWS パートナーによる技術支援を必要としています。つまり、お客様の自立的な AI 活用と AWS パートナーによる専門的な支援を組み合わせることで、生成 AI の導入・活用の最適化につながります。
そうした背景もあり、本日 2025 年 4 月 24 日、「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」を発表しました。以下 7 社のパートナーは、お客様の生成 AI 活用を伴走支援するサービスオファリングと実績をお持ちのため、今回の発表となりました。以下のサービスオファリングは、AWS 生成 AI コンピテンシープログラムを取得したり AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) for Service Offerings を通過したりしたことで一定の基準を満たし、AWS が認定した実績のあるものとなっています。
「日本の生成 AI 活用を支援」に掲載されている通り、新たな顧客体験や業務体験をもたらす生成 AI を本格利用する事例が増えてきており、通信・製造・メディアなどの業界別のユースケースが日々生まれてきています。AWS が提供する生成 AI サービス群も、お客様の幅広いニーズに応えることができるアップデートを非常に早いペースで提供しています。「生成 AI でビジネスを変革」に記載されているように、エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシーを兼ね備えた生成 AI アプリケーションを構築してスケールするツールとして、HAQM Q, HAQM Bedrock, HAQM SageMaker AI 等があります。内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリングを持つパートナーは、これらの生成 AI サービスを利用する環境構築を行った上で、お客様が生成 AI を活用していくための最適な内製化支援を提供することができます。
AWS は、AWS パートナーの皆様とともにお客様に対して、内製化における生成 AI の活用およびデジタルトランスフォーメーションのご支援を進めていきます。
まとめ
今回の記事では、2025 年 4 月に新たに加わった「内製化支援推進 AWS パートナー」を紹介しました。また、新規発表となる「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」についても取り上げました。生成 AI 技術の活用は、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーションとその実現のための手段である内製化においても、引き続き重要な要素となっています。これらの活動にご興味のある AWS パートナーは是非、貴社の担当までご相談ください。尚、2025 年 5 月 8 日(木)に開催される AWS Partner Summit Tokyo 2025 でも内製化支援推進 AWS パートナーのミニブースを設けておりますので、ご興味のある AWS パートナーはぜひお越しください!
AWS パートナーアライアンスチームは、ユーザー企業自身が AWS パートナーと連携し、自社のやり方にあった「内製化の形」に向かってオーナーシップを持って取り組めるように、今後も AWS パートナーと連携して支援していきます。